ビットコインの壮大なサスペンス

投資・ビジネス

皆さんビットコインの歴史はご存じでしょうか?映画化していいぐらい壮大なサスペンスドラマがビットコインの歴史にはあります。一つ一つの歴史のどこを切りとっても面白い!!

仮想通貨(暗号資産)は今後避けては通れないものになります。

仮想通貨(暗号資産)がどのようなものかビットコインの歴史を追って解説していきます。

通貨の歴史

①物々交換

通貨がなかったときは物や食べ物同士を交換していた。しかし、欲しい物が直で交換し合えないことが多かった。

②貝・金銀

貝や金銀を中間的存在におくことでいろんな物や食べ物を同じ尺度で表すことで交換しやすくなった。

③紙幣(交換あり)

金貨・銀貨を持ち運ぶには単純に重い。その為紙幣が生まれた。金貨や銀貨に交換できるようにすることでみんなに信用され、だだの紙が紙幣としての価値を得た。

1816年:金本位制(イギリス)

④紙幣(交換なし)

③の仕組みで大量の紙幣が使用されると金や銀の量が足りなくなる。立ち行かない状況になった為、金銀への交換なくした。みんなが紙幣に価値を感じ、紙幣文化が根付いていたから金銀への交換無しでも成立した。

1971年:ニクソン・ショック(アメリカ)

管理通貨制度:紙幣を刷る事で景気や財政を調整

⑤仮想通貨(暗号資産)

紙幣の次になるかもしれないと言われている。

通貨の役割

①価値の尺度

価値が通貨で分かりやすくなる。250円の魚と500円の魚とでは500円の魚が200円の魚より鮮度がいい・珍しい・美味しいなどで価値があるので高い。

②価値の貯蔵手段

置いていても減らない。生物を通貨とした場合腐って価値が低がります。貯蔵できない。なくなるものは通貨ではない。

③決済手段

支払いに使えるか。

ビットコインの歴史

①ビットコインの誕生

謎の天才サトシ・ナカモトネットが上に投稿した論文でその通貨は始まった。

サトシ.ナカモト
サトシ.ナカモト

国や銀行が支配している金融がすべてではない。

サトシ.ナカモト
サトシ.ナカモト

お金の価値を偉い人が保証するのではなく、みんなでチェックして保証し合うシステムが出来たら僕たちはもう搾取されることはない。

サトシ.ナカモト
サトシ.ナカモト

お金の中央集権体制から分散型の平等な体制にテクノロジーの力でできるはずだ。

その仕組みはテクノロジーでみんなでチェックする。みんながテクノロジーで繋がり誰かがズルをしないようにみんなでチェックする。安全が保障できればそれは通貨になり得る。

この仕組みこそ

ブロックチェーン

このブロックチェーンを使いみんなでチェックすることで信用ある通貨が作れることが分かった。

しかし、新しすぎて皆よくわかっていなかった。そんな中テクノロジーに詳しい頭の良い人達は面白がって使い始めた。本当にお金になるのかなと思いながらも少しづつ使う人が増えていった。

そしてある日事件が起きた。

お金なのかなというものとピザが交換される日がきた。

2010年5月22日 ビットコイン・ピザ・デー

10,000のビットコインで2枚のピザを買った。

10,000BTC=ピザ2枚

その時のビットコインの価値は1BITは1円にも満たなかった。それだけの信用とニーズしかなかった。

しかし、徐々にムーブメントが起こってきた。

1つの会社が主役としてでてきた。

マウントゴックス:世界初のビットコイン取扱所。

②マウントゴックス事件

マウントゴックスは世界初のビットコイン取扱所。売買の仲介の会社です。元々はカードゲームのカードをインターネット上で交換する会社だった。創業者がビットコインと出会い取り扱い始めた。ビットコインのシェアはその時はマウントゴックス社だけだったため100%だった。

ある時タイム誌にビットコインが取り上げられた。お金の歴史を作るかもしれないと有名雑誌が特集してバズった。

ビットコインがバズった直後に何が起こったか!?

ハッキング

ハッキングされたんです。危ないイメージがついた一つ目の事件です。

皮肉にもこの事件でさらに仮想通貨というものビットコインが有名になった。

③キプロス危機

キプロスはギリシャの下にある小さな島。ギリシャ危機に連動してキプロスの銀行にも税金をかけようという流れになった。

キプロスは法人税を低くして他国から会社を設立してもらうことで利益を上げていた為、キプロスの銀行に税金がかけられるとなった時みんなが一斉に預金を引き出した。

その引き出したお金はどうしたか?

ビットコインに投資した。

なぜ?

キプロスやギリシャが保証しているお金が信用できない時代になった。

国の財政破綻など国の事情に影響を受けないお金として選ばれたのが・・・

ビットコイン

そして日本でも大ブームがくる。キプロス危機を経て世界中でビットコインはチャンスとなった時に日本は新しい法律を作った。

④改正資金決済法

改正資金決済法・・・仮想通貨は決済に使える財産的価値。

国が一定の価値を認めた為、取扱所が何社もできた。そしてビットコインのような新しい仮想通貨ができた。

この頃ビットコインの価値は

1BTC=2万ドル

しかし、この絶頂時期にまた事件は起きる。

⑤コインチェック事件

コインチェック社は若い会社でCM戦略が上手くいっていた。この頃新しくコインチェックが預かっていたネムという仮想通貨の価値が大きな価値となった。しかし、その瞬間にまた悲劇は起こる。

ハッキング

第二のマウントゴックス事件である。ハッキングされて仮想通貨を失ってしまうことをゴックスするという。ゴックスされたんです。失われたお金は約580億円。

マウントゴックス事件の時の比でないくらい仮想通貨は危ないとみんなが売った為価値が大暴落した。

ブロックチェーンという技術は安全だったはずなのになぜハッキングされたのですか?

ブロックチェーンは安全なのか?

狙われたのは仮想通貨の取扱所だった。取扱所のシステムが破られた。

ブロックチェーンが破られたのではなかった。

コインチェック社の仕組み体制が整う前にバズった為ハッキングされやすい状態で全ての資金を管理していたことが背景にあった。

ビットコインが直面している問題

・ハッキングのリスク

・通貨としての信用不安が大きい

・マイニング事業と中国の問題

個人でのマイニングは作業や取引量の増加でできない。成功できない。広い広大な土地でコンピューターを敷き詰めてマイニングしている。マイニングシェアはほとんどが中国で70%です。

マイニングには条件があります。

一つは電力をとてつもない量使う。電気料金が安い所が有利。

二つ目はコンピューターが熱を発する為寒い所が有利。

この二つの条件を中国は満たしていた。

また、中国の企業は国から外貨所有量に制限がかけられている為、国のいうことを嫌でも聞かなければならない状態にあった。

そこに仮想通貨が誕生したため外貨でないビットコインが注目されマイニング事業が盛んになった。

シェアの70%が中国ということは70%を一気に売られたりすると価値が暴落する恐れがある。価値が安定していなければ決済で使いずらい。

その為、もはや通貨ではないとも言われています。

仮想通貨という言い方も誤解を招くので今は暗号資産と呼ばれるようになりました。

投資の対象として見られるようになったということです。

Libra(リブラ)

Libra(リブラ)

仮想通貨が通貨に使えなかったのは不安定だったからです。Facebookのマーク・ザッカーバーグは価格が一定なステーブルコインLibraを2019年6月に発表。決済手段や価値の尺度を重視したもの。

では、どのように価値を安定させるのか?

通貨の歴史で解説した金本位制のようにバックに巨大な資本お金をプールして交換できるようにすることで信用を得る。そして一定の価値を保つ。

Facebookだけではこの巨大な資本とはいえない。

そこでマーク・ザッカーバーグはVISA、Mastercard、PayPal、eBayと共にグループをつくった。

グループの事をLibraコンソーシアムという。

国や銀行に依存しないけれど巨大な企業の連合体で通貨を支配する。地球上全てである。

「世界中の銀行口座を持たない17億の人々に、安価に利用できる金融サービスを提供することに真正面から取り組む。人類の進化は目の前です。」

さて、こうなると黙っていないのが国である。

国家の特権金融政策が出来ないお金が刷れる権力が脅かされる。

世界中の規制当局からの反発を招く結果となった。

LibraはDiem(ディエム)と名称変更したのち2020年1月31日にサービス提供の断念が発表された。

結果国家に軍配が上がった。

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