ブロックチェーンとは
ブロックチェーンとはデータを管理するシステムの事。
「本質は、技術であり思想である」
ブロックチェーンは5G時代の4種の神器の一つと言われています。
5G時代4種の神器
1.IoT:データを集める
2.クラウド:データを保存
3.ブロックチェーン:データを管理するシステム
4.AI:データの使い方を考える
この4種の神器が連携することで新しいイノベーションを起こす。
ブロックチェーンの技術
ブロックチェーンは4つの技術で出来ている。
その4つの技術は新しくできたものでなく元々あった技術。
元々あった技術を組み合わせることで新しいことができるようになりました。
①暗号化技術
メールなど送る際、一度内容がわからないように暗号化されます。
引っ越しのようなイメージを持つとわかりやすいです。引っ越しでは梱包して荷造りをすると思います。この作業のデジタル版こそが暗号化技術です。
情報を梱包して箱に詰めます。一定量溜まったら箱を封じて次の箱に情報を詰め、その箱が順番にチェーン状に並べられます。暗号化技術とは箱に詰めて並べる事。
②コンセンサスアルゴリズム
箱に詰めた情報をみんなで確認する作業のこと。例えば荷造りした段ボールにガラスと書いてあった場合、中にガラス製品以外ものが入ってないかみんなで確認する作業。
③P2P
中央集権型:リーダーとなる会社よりみんながアクセスして情報をダウンロード。
自立分散型:個人間誰とでも情報の受け渡しができる。
P2Pは後者の自立分散型でリーダーはいない。
④DLT(分散型台帳技術)
記録をみんなでもつこと。荷造りした箱で例えます。箱の中に何が入っているかや箱の中から1つグラスを取り出したなどの記録を全員がもつ状態。その為ブロックチェーンのデータは改ざんできないから信頼度が高い。
ブロックチェーン利用して出来ること
ブロックチェーンの仕組みを基に作られた。ブロックチェーン=ビットコインではなくブロックチェーンは他の事にも使うことができる。一番ハマったのがビットコイン。
2008年

このブロックチェーンの技術を使えば通貨が作れるよ。
と言い出した正体不明のサトシ・ナカモトという謎の天才がきっかけである。
2009年
ブロックチェーンの仕組みを使ったソフトウェアがオープン。
ビットコインの技術
・ウォレット:暗号化
・ルーティング:検証
・マイニング:みんなで確認
マイニングを仕事としているマイナーがいる。一斉にマイナーが一つのデータを解析・計算。
だした答えが正解したら情報が箱に閉じられる仕組み。
マイナー同士の競争に勝った者には報酬としてビットコインが支払われる。
マイニングにはとんでもないコンピューター数が必要となる。
ビットコインは始めは価値が急激に上昇したが暴落。
しかし、暴落後再度価値が上昇。2140年に新規発行が終わるのが背景にある。
その為終わりに近づくにつれ価値が上昇するといわれている。
しかし、発行数の9割を上位1%が所有していることで一斉にこの上位1%が売った瞬間に価値が暴落する(ラストデイ)。

質問ですが仮想通貨というぐらですから通貨なのですか?
日本では仮想通貨(暗号資産)は決算手段に使える財産的価値と定義づけされた。通貨ではない。
価値が安定していないことより
仮想通貨(暗号資産)
通貨としては扱えないが投資としはあり
②不動産管理
可能だが問題が多い。
③調剤薬局(実用)
調剤薬局は薬の在庫を抱えやすいという問題がある。しかし、調剤薬局同士がブロックチェーンでつながることで薬の在庫の問題が劇的に改善した。取り扱ってない薬が必要となる場合、他の薬局余っていれば問い合わせて取引。取引した証拠も残る。
③トークンエコノミー
コミュニティの中で通用する価値。市町村・会社などでコミュニティポイント。
なぜブロックチェーンは普及しないのか?
法律を飛び越えることができない。
例えば不動産管理はブロックチェーンの技術でできるが法律があり国が土地を管理しているためそれを超えるテクノロジーは採用されない。
大企業もまた既得権が侵害される恐れがあり嫌がる。
まとめ
ブロックチェーンは世界を変える技術があるけど法律や既得権益などの障害もある。
小さなコミュニティを作り上げる力がある。
小さなコミュニティが沢山出来ることで中央集権型より徐々に自律分散型に移行していくことでGAFAなどの大企業の時代が終わる。