今回は熱帯魚を飼う方に向けて必要なものを紹介します。
水槽
水槽のサイズは、熱帯魚の種類や数で決めましょう。
初心者で一番使いやすいサイズは横幅30センチ、水量16リットル程度のものがお勧めですが、水替えの頻度は大きいものよりしないといけません。
大きいほうは水量も多いため水質が安定して水が汚れにくいです。
ろ過機
様々なものがあるため熱帯魚の種類や水草を入れるかなど決めてから最適なろ過機を選びましょう。
1.上部フィルター
水槽上部に設置し、ポンプで水を汲み上げ濾過後、水槽に水を戻すという方式のフィルターです。
酸素を取り込みやすい構造の為バクテリアが繁殖しやすい。
デメリットは空気と接触面が広いためCO2が外へ逃げてしまう。
照明スペースが狭くなる。
そのため水草水槽には向きません。
2.底面フィルター
水槽底のフィルターの上に底床材しき、ポンプやモーターで水を循環させ、底床自体をろ材として使いろ過する方式です。
生物ろ過能力が高いですが底床にどんどんゴミが蓄積してしまいますので定期的に掃除が必要。
水草水槽には向きません。
3.外部フィルター
水槽から離して設置するタイプのフィルターです。
水槽周りがすっきりしますが設置スペースが必要。
ろ材容量が大きいため、強力な生物濾過が実現可能で、濾過能力はフィルターの中でも上位。
水草育成に必須な二酸化炭素(CO2)を逃がしにくく、最も水草育成に向いているフィルターです。
エアーレーションは必須。
コストは高め。
4.外掛けフィルター
水槽の上部の縁に引っ掛けて使用するタイプのフィルターです。
小型で手入れが楽です。
ろ材容量がかなり小さいため、外部フィルターと比べると圧倒的に濾過能力も落ちます。
外掛け式フィルターは水流の調整が難しいです。
水流が強い場合は魚の体力を奪うおそれがあります。
5.投げ込み式フィルター
水槽の中にフィルターそのものを入れて使用するタイプのフィルターです。
エアレーションによって水流を作り出すタイプと、水中ポンプで水流を作り出すタイプが有ります。
濾過能力が低いですがコストはおさえることができます。
ヒーター
水槽内の温度を26℃前後に保つための必需品です。
照明
照明は、水草を光合成させるために必要なものです。
また、インテリアとしてもライトの色を変更するなどして楽しむこともできます。
タイマー機能つきのものもあります。
30センチの水槽サイズなら、350~700lmほどのもの、45センチのサイズなら、1000~2000lm、60センチなら1500~3000lmほどのものを目安にしましょう。
塩素中和剤
熱帯魚にとって水道水の塩素は毒でそのまま使用すると全滅なんてこともあります。
そのため水道水に含まれる塩素を抜くために、塩素中和剤を使います。
水量に応じて適切な量の塩素中和剤を入れ、塩素(カルキ)を抜いていきましょう。
このとき、直接水槽にいれるのではなく、一度バケツに水を入れて、その中でカルキ抜きをしましょう。
エアレーション
酸素供給・バクテリアの活性化・水の循環が目的です。
バクテリア
バクテリアはろ材や底砂などに棲みついており目には見えませんが、熱帯魚のフンや餌の食べ残しなどを分解して、きれいな水の維持に役立ちます。
自然に増えますが、入れるのをお勧めします。
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